#44 曲紹介④ ~シェイクスピア ピクチャーズ~
こんにちは、副代表の本田です。
今回は第3部にて演奏される「シェイクスピア ピクチャーズ」の紹介です。
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どうもこんにちは。サケサケの実を食べた、モンキー・D・ユウキィです。今回は大秘宝、ワインピースを探すお話ではなく、イングランドの劇作家シェイクスピアの物語です。
一楽章は「空騒ぎ(Much Ado About Nothing)」というロマンスコメディ。
イタリアの地中海に浮かぶ島での物語。それぞれ異性が嫌いという、小学生男子のような二人。そして、悪党によって一時は仲を引き裂かれてしまう、貴族の男と知事の娘。この対照的な2カップルが結ばれるまでのお話。
曲の方もドタバタコメディのような、慌ただしくもカップルの仲を感じさせる素敵な雰囲気です。
二楽章は「冬物語 -亡き王妃の像- (Winter's Tale -The Statue-) 」。
主人公であるシチリアの王が、妻と友人が不倫をしているのではと激しく嫉妬する。主人公は腹心に友人の暗殺を命じる。だが腹心はそれを友人に明かし、ボヘミアへ共に逃れる。次に主人公は妻を幽閉するのだが、妻が女の子を出産する。主人公は自分の子と認めず、先と別の腹心に捨てろと命ずる。腹心はその子に名を付け、ボヘミアの海岸に捨て去る。
主人公は家臣に太陽神アポロンの神託を聞かせにやらす。しかしその神託は「妻は無実であり、貞淑である」というものであった。しかし主人公は神託を受け入れず、それに絶望した妻は自害したと伝えられる。
ついに主人公は自身の誤解により、最愛の家族全てを失ったと気づく。己を呪い、妻たちの不幸な運命を嘆き苦しむ16年を送る。
物語の終わりにて、亡くなった妻の像が作られるのだが、実は......
三楽章は「ジュリアス・シーザー -元老院への入場- (Julius Caesar -The Entry To The Senate-)」。
場所は古代ローマ。自らの財にしか目が行かず、腐敗しきったローマ政治とその中心の元老院。これに対抗すべく、元軍団総司令官のポンペイウスと圧倒的な経済力を持つクラックス、そして民衆の味方、若き英雄ジュリアス・シーザーが指導者として内政を改善し、ローマを拡大していく。
しかし、クラックスが他国との交渉に赴いた先で殺されると、ここぞとばかりに元老院はポンペイウスを寝返らせる。シーザーはポンペイウスを見事打ち破り、市民に歓喜され凱旋する。
シーザーは自らの命を狙った元老院議員を許し、今まで通りの地位を与えた。しかし英雄シーザーがさらに力を付け、皇帝になることを快く思わなかった元老院議員たちは、シーザーが信頼する側近ブルータスを唆す。シーザーには大きな恩があるが、愚直なほど真面目であったブルータスは、ローマのためにはシーザーを暗殺せねばと信じてしまう。
シーザーは呼び出された元老院に向かいます。信頼し、溺愛するブルータスが剣を持ち、待っていると知らずに。
曲の方は、ジュリアス・シーザーの英雄としての力強いイメージと、ありのままであれと敵を赦す寛容さ、そしてシーザー、ブルータスの心境がよくわかると思います。
シェイクスピア・ピクチャーズは英国王立シェイクスピア劇団の為にナイジェル・ヘスが書いた原曲を、ヘス自身が3楽章に組み直し、吹奏楽編成に完成させました。シェイクスピアの作品の世界観と、登場人物の心境がよく想像でき、聴いていると頭の中でストーリーが繰り広げられるような楽曲です。
皆様に私たちの演奏を届けることが出来ないことは残念ですが、この記事を読んでいただいた方の、この楽曲と出会うきっかけに、そして少しでも人生が色付き、豊かな日々を過ごせることの一端になれたのなら嬉しい限りです。
以上、御精読ありがとうございました。
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シェイクスピアピクチャーズは、私が初めて聴いて一目惚れ???した曲です。今回演奏することができて非常にうれしいです。素敵な曲ですので是非聴いてみてくださいね。
♪本番まであと2日
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※第23回新潟県学生ウインドアンサンブル演奏会の公演は中止となりました。※